最近の学生は、

 こんにちは、所長の小林です。

 

 毎年、春と秋に母校の日本大学で学生の進路に関するキャリア形成の講義を、一コマづつ担当しています。

 

 一昨日の出来事ですが、講師室に向かうためにエレベーターに乗りこんで、操作ボタンの前に立っている女子学生に「3階お願いします。」と頼んだところ、全く無視されたので聞こえないのかと思い、もう一度大きな声で同じことを頼みましたが、これも知らぬふりをされ、最近の学生は、自分に関心のないことはこんなものなのだろうなと、自分自身を納得させました。

 

 教室に入ると150人くらいいる学生の真ん中ぐらいに、件の学生がいましたので、講義の冒頭に、「就職してから会社のエレベーターで同じことをすると、評価の対象となり給料は上がらないし、いいことないよ」と講義冒頭のつかみネタにするか、と思いましたが大人げないので止めました。

 

 講義中にその学生が気になったので時々目を向けましたが、意外なことに私の話を熱心に聞いています。講義終了後にリポートを提出させるのですが、「小林先生の講義は、私にとって非常に有意義だった、就職についてビジョンが定まっていなかったが、やらなければならない事が理解できた感じがする。」とありました。

 

 最近の若者はよくわからない、と書くと私も老人の域に入ってしまいますね。


 そんな訳で今日の一枚は、パタヤのハイヤットホテルのプールです。海とプールの水が同じ目線で楽しめるので、顔を上げて平泳ぎをすると、非日常的な感覚を得られます。