そうだ、醍醐寺へいこう

タカヤマです。

先日、関西へ旅行に行きました。本来の目的は愛媛の友人と大阪で合流することだったのですが、友人と合流する前に時間があったので、京都と大阪観光一人旅へ。
大阪はいわゆるメジャーな道頓堀や新世界、日本橋、梅田、心斎橋や大阪城へ。
京都はなんとなく思い立って醍醐寺にいってきました。
世界遺産の宝庫とも言われる醍醐寺。
下醍醐と上醍醐に別れているのですが、観光は下醍醐がメインで、上醍醐に行く方はなかなかいないようなんですね。上醍醐に行くには一山を片道一時間かけて登らなくてはいけないのです。
下醍醐の受付の人には『上醍醐は今日は天気が良くないし、時間も遅いからやめなさい』とい止められたのですが、上醍醐の受付の人には『階段は整備されてますし、大丈夫なんじゃないですか』と言われまして。
その日は豪雨、ときどき小雨、ときどき晴れ間が見えたんですね。
行ったんです。
これが、声にならないくらいキツかった・・・・。

急斜面の登山コースなのはもちろん、雨上がりなので四方八方にカエルが飛んでおり、焦ったカエルが時々自分の足へ2、3匹飛びついてきて。
カエルを踏まないように避けることに気を使い、ときどき降る雨に傘を片手に登山を続け、誰も入山していない薄暗い森の中をたった一人で登っていくと、霧が深くなって、先が見えなくなってしまいました。
携帯もつながらない上に、飲料も持たずに登り、雨も強くなってきたので、いよいよ本当に危ないのではないかと登る足を止め、先の霧と後ろの雨に濡れた下山ルートを交互に見て考えました。
『行くも地獄、退くも地獄なら・・・・行こう。』

ここを修行の場としていた修験者なら、そう考えると思ったのです。
ここで自分の身を案じて退いたら、修行とは呼べないのだろうなと。

3m先が見えない濃霧の中を、崖からは落ちないように進むこと30分。
やっとの思いで山頂まで至ったものの、景色はやはり濃霧(笑)
晴れていたら抜群の景色だったと思います。

醍醐寺は京都の中心地からは離れているので、なかなかコアなスポットではありますが、世界遺産がたくさんあり、オススメですよ。
上醍醐に行ったら下醍醐には戻れないので、くれぐれも気をつけてください。
あとで下醍醐に戻ったら見ようと思って飛ばした五重塔、自分は見れなかったので・・・。